2020年12月13日日曜日

DIYでベランダのFRP防水を補修しました。

 パワービルダー、一建設さんの建売住宅を購入して早11年。築10年ともなれば外壁や給湯器のリフォームもそろそろという頃合い・・・。そして子供にもお金のかかる時期という・・・。家よ、何とかもっておくれ。

 そんなある日、ベランダで物干しをしている時に、床面にヘアクラックを発見。やや!これは由々しき問題。すぐに家に有ったサンドペーパーでFRP防水のどの層までヒビがあるのか削ってみることにしました。

 ゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・

どうやらトップコート層のみのひび割れのようでしたので、トップコートをDIYすることにしました。建築系の営業をしていた頃にお世話になった職人さんに「塗装や樹脂系のリフォームは、塗り替えの下地となる既存の物の種類が何かがとても大切。種類を間違って上塗りするとすぐに剥がれてしまいます。」と聞いたことを思い出しました。
 建物の資料を調べるとうちのFRP防水はポリエステル樹脂系。FRPのDIYサイトなどで基礎知識を調べ、ネットで樹脂を探します。

で、選んだのがこの樹脂。日本特殊塗料㈱のタフシールトップ#300です。
 本来FRP防水面のリフォームは、木下地や防水層にダメージが無ければ、保護層であるトップコートの塗り替えで良いので、新築時のFRP防水樹脂セットのトップだけを買えば良さそうなものですが、実は改装には改装用の丈夫な樹脂が販売されていることを知りました。プロ用なのでホームセンターには売っていず、ネットで購入しました。6kgセットで12,650円となかなか高額。新築用やDIY用は安価ですが、プロ仕様の塗替え専用は高価です。その他必要な溶剤や工具、消耗品を揃え、いざ作業です。

まずは樹脂の説明書に基づき、『目荒らし』という作業。既存のトップコートをヤスリで削って光沢を落とし、新たに塗る樹脂が剥がれないように食いつきをよくする作業です。
削り終わって軽く掃除した後、アセトンを使って防水面をまんべんなく拭いていきます。樹脂の付きを悪くする脂分などをこの作業で除去します。屋外だし小面積だからとマスクなしでやったら溶剤臭が凄い!会社から防毒マスク借りてくればよかったと後悔。息を止めて作業しては離れて息継ぎ・・・というお馬鹿な作業になってしまいました。
いよいよトップコート第一層目。主液5に硬化剤を1の割合で混合し、ヘリなどを先に刷毛で塗ってからローラーで樹脂を塗っていきます。

最後、日にち変わって翌日。二層目の塗布です。これでしばらくは安心出来そうです。