2022年5月3日火曜日

2022春の庭

 今年の春は曇りや雨が多い。この季節の生育旺盛な植物たちが蒸れぬよう、早め早めに刈り戻したり選定をしたりする。

 庭の真ん中にシンボルツリーとして植えたエゴノキ。庭に植えてから3年が経過した。エゴノキの葉は小さめで、葉の肉厚も薄いため、日差しが透けた時の明るさや木漏れ日が美しい。今年はどの枝にもビッシリと蕾をつけてくれているのでこれからの花も楽しみだ。
 あと2ケ月もすると勤め先を退職することになるが、円満退職すべく過去のことには目を瞑り最後のご奉公をしていたが、数日前に中退共から払われる退職金は会社規定の算定の3倍ほどあるから入金後に2/3ほど返金するようにというおもいきり違法な暴論を聞く。全く最後の最後まで、飽きもせず次々と愚かな話の連続で辟易するが、後に残る人たちのためにも法の下、正しい道筋を示そう。こんなにいい季節なのにウクライナの残酷なニュースや知床の救いようのない事故、なんだか気の沈みがちな春だが次の明るい展望もあるのであまりくさくさしない様にしよう。

ゲウム・マイタイ。この手の可憐な宿根草は関東のような暑いエリアではなかなか長年生きられない子が多いが、この子は強く、地道に株張りも広げている。複雑に入り組んだトーンとグラデーションの美しい色合いは写真で撮るのが難しい。この花の美しさは、庭に植えて朝昼晩と光の移ろいとともに千変万化する表情を見ないと十分にはわからない。

フロックス ディバリカータ
‘ブルーパヒューム’
可憐なフロックス。生育旺盛の強健種ながらナメクジかダンゴムシかによく食害され丸坊主になりかけるので、鉢で管理しながら育成中。

サントリナ
ちょっと触れるだけで香るハーブ。アップで葉を撮ると何かの生き物のよう。
ベロニカ 'クレーターレイクブルー' 蕾をたくさんあげてくれたが徒長気味。冬越し前にしっかり刈り込むのを忘れていたことを反省。まぁそれはそれとして蕾は可愛く花は美しく咲くのだが。
クリーピングタイム
人間には臭いくらいだが、虫達には好きな香りなのか、出てきたばかりの様々な虫たちがたくさん集う。
擁壁下の庭
例年の通りエリゲロン・カルビンスキアヌスがこぼれるように咲き始めた。エリゲロンをヤフオクで買って植えたのは2017年の春。今では雑草のようにあちこちから生えるので抜き取っている状態。
アブラチャン
アブラチャンの新緑の美しさは格別。
ペルシカリア・シルバードラゴン
存在感あるカラーリーフ。
ライラック
香水の原料にもなる上品な芳香を庭に漂わせる花。ここ数年キクラゲのようなキノコが生えてしまったためか、株立ちの1本が枯れてしまった。
こんな風に、樹皮に傷がついて窪んだ奥の木の腐朽部に生えてくる。木がこれ以上痛まぬよう、キノコをしっかり取って腐朽部も出来る限り除去し、殺菌はどうしたものかと思いつつ、マラソンをかけておいた。
私にはキクラゲにしか見えないが、よくこうして生える種としてはアラゲキクラゲというのがあるらしい。アラゲキクラゲには毛のようなものが生えていることが多いようだがあまり確認できない。アラゲキクラゲも食べることができるそうだ。キクラゲおよびキクラゲ状のキノコで毒キノコは少ないそうだ。食べてみたい欲求にかられるが止めておくwキノコだけは甘く見れない。
ジューンベリー ‘リージェント’
ジューンベリーの矮性種。一回地植えにしたものの食害が酷く、鉢上げ管理に移行。もっと大きくして早く地植えにしたいところ。


ゲウム・マイタイの後ろ姿