2022年6月27日月曜日

芝生エリアの改良

 6月末ながら史上最短の梅雨明け。好天と30度超えの暑さの日が続いている。幸いうちの立地は関東丘陵のいわゆる谷津田の最奥部の頂上のせいか、海からの涼しい風が谷で集まり細まって速度を増して駆け上がるように吹き抜ける立地のため、他所よりはかなり涼しい。とはいえ急な暑さには用心が大切。
 庭の芝生エリアの一部はどうしても不調で剝げがち。土の改良もさらなる工夫が必要とは思いつつ、不調なエリアは決まっているのでいっそのこと違うグランドカバーにしようと考え直す。重視したのは
 ・剥げがちなのはよく歩くところなので踏み圧に強いもの
 ・極端に蔓延らないもの
 ・草丈の低いもの
の3点。候補として挙がったのがコルシカミント、ヒメイワダレソウ(リッピア)、リッピアの改良種のクラピア。
 踏むとミント香がするというコルシカミントは植えてみたかったがやはり踏圧には今一つのようで断念。リッピアは繁殖力旺盛で踏圧にも強く、踏むと密に生えるというので関心を持ったが、蔓延りすぎる上、立ち上がって這い上りもし、間引こうとすると茎が太く手こずるということで却下。改良品種のクラピア不稔性で種も出来ず、茎も細く切りやすくなり管理もしやすくなるようなのでクラピアを植えてみることにする。

クラピアK7の植え付け
クラピアにはK3,K5,K7と種類があって、それぞれ特徴がある中で丈の低さでK7にした。うまく増えますように。

2022年6月17日金曜日

数十年のメガネライフに大きな変化の訪れ

  はじめての遠近両用メガネが届き、近くのものを見る時の煩わしさが和らいで感動。その時の眼鏡屋さんがブログで絶賛されていた眼鏡の曇り止めクロス(ソフト99製)があったので、買って試してみましたらほんとにビックリ。曇りません!熱いコーヒーを満たしたマグカップの縁に口を付けた状態でフーっと吹いても曇らない。実はこれを買う前に100均で類似品を買ったのですが、そちらは曇り難くはなるもののここまでではありませんでしたし、何より生地の細かな毛がびっしりとレンズについてしまうので、すぐに捨てることになりました。これで眼鏡ライフがレベルアップです。

2022年5月3日火曜日

2022春の庭

 今年の春は曇りや雨が多い。この季節の生育旺盛な植物たちが蒸れぬよう、早め早めに刈り戻したり選定をしたりする。

 庭の真ん中にシンボルツリーとして植えたエゴノキ。庭に植えてから3年が経過した。エゴノキの葉は小さめで、葉の肉厚も薄いため、日差しが透けた時の明るさや木漏れ日が美しい。今年はどの枝にもビッシリと蕾をつけてくれているのでこれからの花も楽しみだ。
 あと2ケ月もすると勤め先を退職することになるが、円満退職すべく過去のことには目を瞑り最後のご奉公をしていたが、数日前に中退共から払われる退職金は会社規定の算定の3倍ほどあるから入金後に2/3ほど返金するようにというおもいきり違法な暴論を聞く。全く最後の最後まで、飽きもせず次々と愚かな話の連続で辟易するが、後に残る人たちのためにも法の下、正しい道筋を示そう。こんなにいい季節なのにウクライナの残酷なニュースや知床の救いようのない事故、なんだか気の沈みがちな春だが次の明るい展望もあるのであまりくさくさしない様にしよう。

ゲウム・マイタイ。この手の可憐な宿根草は関東のような暑いエリアではなかなか長年生きられない子が多いが、この子は強く、地道に株張りも広げている。複雑に入り組んだトーンとグラデーションの美しい色合いは写真で撮るのが難しい。この花の美しさは、庭に植えて朝昼晩と光の移ろいとともに千変万化する表情を見ないと十分にはわからない。

フロックス ディバリカータ
‘ブルーパヒューム’
可憐なフロックス。生育旺盛の強健種ながらナメクジかダンゴムシかによく食害され丸坊主になりかけるので、鉢で管理しながら育成中。

サントリナ
ちょっと触れるだけで香るハーブ。アップで葉を撮ると何かの生き物のよう。
ベロニカ 'クレーターレイクブルー' 蕾をたくさんあげてくれたが徒長気味。冬越し前にしっかり刈り込むのを忘れていたことを反省。まぁそれはそれとして蕾は可愛く花は美しく咲くのだが。
クリーピングタイム
人間には臭いくらいだが、虫達には好きな香りなのか、出てきたばかりの様々な虫たちがたくさん集う。
擁壁下の庭
例年の通りエリゲロン・カルビンスキアヌスがこぼれるように咲き始めた。エリゲロンをヤフオクで買って植えたのは2017年の春。今では雑草のようにあちこちから生えるので抜き取っている状態。
アブラチャン
アブラチャンの新緑の美しさは格別。
ペルシカリア・シルバードラゴン
存在感あるカラーリーフ。
ライラック
香水の原料にもなる上品な芳香を庭に漂わせる花。ここ数年キクラゲのようなキノコが生えてしまったためか、株立ちの1本が枯れてしまった。
こんな風に、樹皮に傷がついて窪んだ奥の木の腐朽部に生えてくる。木がこれ以上痛まぬよう、キノコをしっかり取って腐朽部も出来る限り除去し、殺菌はどうしたものかと思いつつ、マラソンをかけておいた。
私にはキクラゲにしか見えないが、よくこうして生える種としてはアラゲキクラゲというのがあるらしい。アラゲキクラゲには毛のようなものが生えていることが多いようだがあまり確認できない。アラゲキクラゲも食べることができるそうだ。キクラゲおよびキクラゲ状のキノコで毒キノコは少ないそうだ。食べてみたい欲求にかられるが止めておくwキノコだけは甘く見れない。
ジューンベリー ‘リージェント’
ジューンベリーの矮性種。一回地植えにしたものの食害が酷く、鉢上げ管理に移行。もっと大きくして早く地植えにしたいところ。


ゲウム・マイタイの後ろ姿

2022年4月19日火曜日

最後の面接

  46歳の春は転機の春。
 一級建築施工管理技士の資格取得を皮切りに始めた今回の転職活動。昨日エージェントさんから1社最終面接合格の連絡を受け、本日内定通知書受領。適性検査やGAB試験が難しかったし、セオリー度外視で誠意をもって正直に何でもお話しした上での合格で、嬉しい内定でした。8年前の38歳の時の転職活動は、営業キャリアしかなく惨敗でした。考え方を変え、施工の資格が取れたらもしかしたら・・・と、1年独学で勉強して資格取得出来て、結果とてもよかった。35歳を超えたら年収維持以上の転職は難しいと思っていたが、年収アップで想像以上の結果となった。頑張ってよかった。そしてさいごの1社の1時面接へ。スーツ着て銀座に来るのは何年ぶりかな。

結局1次面接で1時間半もかけていただいた。熱心に話を聞いて下さり、ありがたかった。大学も出ていないのに銀座に本社を構える東証プライムの企業さんに面接いただけたのは良い思い出になった。適性検査〜2次に進めてくださるメールをいただけたけれど、内定頂いた企業さんがオープンで誠意あるし、難しい判断だけど断ることにしよう。

2022年4月13日水曜日

神にあいたければ、庭を探せ。

The best place to find God is in a garden.
You can dig for him there.
- George Bernard Shaw

 " グリーンフィンガーズ "という、園芸を通して囚人たちが生き甲斐を見出していく、実話に基づいたという映画の中で、『神にあいたければ、庭を探せ。バーナード・ショーがそう言ってるよ。』というセリフがあった。特に命が溢れかえる春の庭ではそんな思いのする機会が多い。また、そんな共感をできる庭を作ってきたことも園芸趣味人なら嬉しいものだと思う。神様が住むにはある程度は庭に植物や生き物が満ちてこないと、そのようには感じられないからね。土もそう。いい土は粒子の種類や大きさ、色カタチ、匂いなど全てが多種多様で豊か。土を手の上でほぐして鼻を近づけてニコニコするのは農家や園芸趣味人なら当然だろうと思う。土を見たり嗅いだり、温かな手触りを感じたりして思わず頬が緩んでしまうようになるには、何年もかかっているはずだ。命など感じられなかった冷たく固く、単純な鉱物の粒子やチリの集まりに過ぎなかった土に、多様な養分と命が宿り、それらが元気に活動して、自らさらなる変化をする生きた土になるよう、精力を注ぎ込んだであろうから。この成長・変化する土から生まれた植物や虫、動物たちが、またさらにそれぞれ影響し合って、更なる無限の成長と変化を巻き起こす。それはもう小さな宇宙のようなもの。そりゃ神も感じるわけですよ。

2022年4月9日土曜日

春の青い絨毯

  今年は寒さが長続きしましたが、いよいよ正真正銘、春到来ですね。

春の庭を青いじゅうたんにしようと数年前からベロニカ・オックスフォードブルーを増やしています。株分けや挿し穂でよく増えてくれます。

上の庭はほぼ青で埋め尽くされつつあって、この季節は庭に見とれます。ティアレラ・スプリングシンフォニーが今年も咲き始めました。

花の季節は家猫のふくちゃんも鼻をヒクヒクさせていろいろな香りをかぎながら庭を楽しんでいる様子。

マグノリア・エリザベス。だいぶ花の数が増えてきました。今年は例年より黄色みが強い気がします。

ゲウム・マイタイ。小さな宿根草ですが、移植しようとすると根が深くて驚きます。これが今季の1番花。蕾が沢山上がってきているのでこれから楽しみ。
ヒヤシンス。ピンクばかり増えて紫が消えてしまったので、昨年植えた子。増えてくれるといいな。
ムスカリ。放任でも地味に年々増えてくれる頼もしい子たち。
花々の間を家猫が遊び、マグノリアやムスカリの花が風に揺れるのを眺めていると幸せで、縁台に寝転んでお酒を飲みたくなります。
ちゃんと花をよけて進むふくちゃん。

いい季節だねぇ、ふくちゃん。

2022年4月3日日曜日

足らないくらいがちょうどいい

人の一生は重荷を負うて
遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
こころに望みおこらば
困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、
負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
徳川家康公遺訓
2022年3月14日、一級建築施工管理技士の合格証明書が届く。これをもって転職できないものかとアラフィフの悪足掻きを始める。これは!という求人を見つけては色々応募するも、やはりどんどん書類落ちする。転職は初めてではなし、ましてや年齢も年齢、気長に次々行くしかないとわかっていても時折へこむね。
 でも、家康公の遺訓ではないけど、焦らぬこと。そしてうまくいかなくてもいいじゃないか。仕事には恵まれてない人生を送ってきているけど、家族と健康と趣味には恵まれてる。経済的にも何とか生きていけてる。全てが人並みにならなくとも、一つくらい人並みに及ばないものがあってもいいじゃないか。そういう開き直り的な気持ちも心のどこかに持ちつつ、諦めはせず、地道にコツコツ歩んでいこう。

2022年1月2日日曜日

寒肥遣り

1月2日ですが、
 明けましておめでとうございます。
 今日は冬の肥料遣りをします。骨粉と固形油かす、ぼかし肥に牛糞堆肥。

ぱっとやり終えたいところでしたが、骨粉を播き、固形肥料を要所要所に埋めた時点で疲れて休憩。以前より早く疲れるようになった気がする。歳のせいか、仕事が丁寧になったせいかわからない。
疲れた時には無理せず膝をついてゆっくり作業したりすることに抵抗がなくなった。膝をついて作業していると、ビオラなど丈の低い花々も近くで見えるせいかより綺麗に見えるきがする。陽光の透過も角度的により感じられ、花弁や葉の光のコントラストがくっきりし、より立体的に見えるせいかもしれない。
膝をついて作業していると、ヒヤシンスの芽吹きに気付いたり、地面のちょっとした動きに気付きやすいのもいい。今日はこの後、ぼかし肥まで撒き終えて終了。堆肥かぶせは明日やることにした。歳をとると時間が増えていくからゆっくりやればいい。ゆっくりやると楽しみもしみじみゆっくり味わえる、ような気がする。
 そして、庭仕事を終えてヤッケを脱いで椅子に掛けると、袖口に肥料の匂いが染みついているので猫たちが寄ってきてしきりに匂いをかぐのも恒例行事になりました。長閑な新年二日目。酒でも買ってくるかな。