2018年6月16日土曜日

ホルター装着。

2年ぶりに健康診断の心電図で引っかかり、『Ⅱ度房室ブロック モビッツⅡ型の疑い』という大変な診断を安直にされてしまった。モビッツⅡ型なら、かなりの確率でペースメーカーの埋め込みをしないといけないのです。
 ランナーをはじめ、日常的に
激しい運動をする人には、不整脈や心拍数の低下はよく見られる現象だそうで、負荷の強い運動に順応して起こるそうです。日本循環器学会の心臓ペースメーカーの埋め込みガイドラインにも房室ブロックについて詳しい分析が出ていて参考になります。
 そんな予備知識もあり、問診の時に「前に引っかかった時にホルターで精密検査をして頂いた際、激しい運動に順応してなる型の不整脈で治療の必要ないウェンケバッハ型と診断された。」とお伝えしたものの「私は心臓に詳しい。これはモビッツⅡ型です。」と断固として言われてしまった。めまいや失神といった自覚症状もないし、運動時の動悸や息切れも無いのだし・・・まして心電図ごときでその診断を下してはいけないはずなんだけどな・・・と思いつつ、なんだか心細く帰宅しました。
 上図は房室ブロック モビッツⅠ型(ウェンケバッハ型)の例です。PとQの距離がだんだん伸びて行き、1拍抜けてしまう。それに対し、モビッツⅡ型の場合にはPとQの距離が一定のまま、1拍抜けるという波形になるそうです。
今回の私の健康診断時の心電図波形は、図のPQ間隔がほぼ一定で1拍抜けて見えた為に、モビッツⅡ型とされたのですが、帰宅してPQの間隔を定規でしっかり計ってみたら、1mm前後の範囲ながらPQの伸長が確認できました。
 その辺を踏まえてネットで日本循環器学会の資料や日本内科学会の資料を調べてみると、このウェンケバッハ型は上図の様な典型的で分かり易いものから“非定型的ウェンケバッハ周期”と呼ばれるモビッツⅡ型と鑑別が困難な波形もあるということでした。この場合、QRS(SはRの後のくぼみの波形)脱落後のPRが脱落前のPRより短ければ非定型的ウェンケバッハと診断する考え方もあるそうだ。
(Narula OS : Atrioventricular block. Narulaed. Cardiac Arrhythmias,Electrophysiology,Diagnosis and Management, Williams & Wilkins,
Baltimore, 1979)
 そんな事が分かったので少々安心しつつも、やはり大事な心臓の事、念の為地元で評判の良い循環器科で、再び24時間ホルター心電図検査を受けました。で、やっぱりウェンケバッハとの診断で一安心。費用は6,480円。毎度この誤診でこの出費が心臓に悪いよ。トホホ。

2018年6月2日土曜日

綴化(帯化)ジギタリスと庭の生き物。

 先日の綴化(帯化)ジギタリス。花が多過ぎ、重すぎて折れてしまいましたが、天辺まで咲ききってくれました。

 葉で隠れていますが巣立って行ったシジュウカラ親子。子供はもう充分な大きさになっていますが、まだこうして餌をもらっています。

そして、
ハムハムと芋虫を元気に食べて、あっという間に飛んでいきます。
 こちらはヒガシニホントカゲ。普段は警戒心が強くてなかなか庭の真ん中には出てきてくれませんが、今日は珍しくおでまし。
 そしてミミズを
見つけてパクリ!
 プルンパゴが咲き始めました。
アエラントス・ミニパープルも咲いていました。