2016年6月14日火曜日

ラベンダーで遊ぶ。

 今年もラベンダーの花の時期になりました。ラベンダーの花は蜂なども沢山集まる楽しい花ですが、収穫して香りを楽しむクラフトを作れるのもこの植物の魅力です。ラベンダーは冷涼で乾燥した気候を好むものが多く、そうした種類は高温多湿な関東では夏越しが出ないので、うちではグロッソという高温に強い種類を育てています。花茎も長くしっかりと成長するのでクラフトにも向いています。

今回作ったラベンダーバンドルズ(lavendar wand、Fuseau de lavande)自己流で作っている丸いバンドルズもだいぶましになってきました。

6/12
 収穫スタート。SNS友達が教えてくださったクルターグの夫妻のピアノの感動にさらに浸るべく、幸いな事に自宅光回線から飛ばしているwifiを拾える庭でスマホのyoutubeでクルターグの曲を次々聴きつつ、ラベンダーとカモミール摘み。文明はありがたい。
 妻と次女は梅仕事。今日はみんな植物と向かい合う休日になりました。
ラベンダーは収穫時も香りに包まれ、屋内に活けていても香りをふりまいてくれ、香りに満ちた時間を過ごさせてくれます。
ラベンダーバンドルズ作りの為の下拵え。
 花茎から葉などを取り除き干します。完全な生状態および完全乾燥状態ですとラベンダーバンドルズを作る際に茎が折れやすいのですが、1~2日くらい干した状態で作ると茎は適度にしなびていて、しなやかで折れにくく、クラフト作業にもってこいな状態になります。
6/13
 ラベンダーの花茎の乾燥具合を確かめると丁度いい感じの柔らかさ、萎び具合となっていたので製作開始です。1年ぶりの作業なのでリハビリ的にオーソドックスなバンドルズから作りました(写真の左側の細い方)。こちらはラベンダー48本を束ね、1束3本にする形で2本のリボンを通し編みこみました。
 さぁ、昨年に引き続き丸いバンドルズ作りに入ります。
丸いバンドルズの製作開始。束ねた花穂に事前に取り去って干してあるラベンダーの葉をまとわせ、糸とラベンダーの茎でぐるぐる巻いてボリュームを出して丸い芯を作ります。後は通常通り。こちらはラベンダー60本を1束2本で2本のリボンで編んでいます。6/13本日の作業はここまで。
6/14
昨晩の続き。丸いバンドルズが1つ出来上がりました(写真右)。次は丸いバンドルズ二つ目。通常のバンドルズ(写真左側)は花穂直下で茎を束ねますが、丸いバンドルズのようにボリュームのあるものを作るときは・・・(次の写真へ)
・・・束ねる位置を写真のように下げてしまいます。
 下げて束ねた位置で茎を放射状に開いたあと、花穂を芯に向かって織りこみ、茎で包むようにしてしまいます。そして、写真の奥に映っているラベンダーの半乾きの葉をその中心部にある程度押し込み、さらにボリュームを出します。
さらに上でできた固まり部分に葉をまとわせ、木綿糸などでグルグルと巻いて丸に近く持っていき、さらにラベンダーの茎で締め上げつつ巻いて端部は差し込んで止めていく作業を繰り返し、より球体らしい形にしていきます。
 こんな程度でいいでしょう。
束ねてあるところにリボンを2本縛り付けます。
編み始める前に茎をできるだけ均等に放射状に開きます。
後は通常のバンドルズと一緒。リボンを編みこんでいきます。球の最初の方は球の形が見え始めるまで、茎が上手くまとまらずに苦戦します。また、球の最後の方はリボンを締めるとリボンが下がって上のリボンと隙間ができてしまい苦戦します。最後の方は一度に仕上げようとせず、緩くどんどん編み上げていき、その後にフォークや千枚通しを使ってリボンを掬い上げるようにして締め上げていきつつ形を整えていってやるといいと思います。
余ったたラベンダーは花冠を作る要領でリース風にまとめてしまいました。このやり方ですと土に帰せるので古くなったら気軽に堆肥作り場に捨てることができます。

綺麗な形にはできませんでしたが・・・。また来年頑張ります。

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