2022年4月19日火曜日

最後の面接

  46歳の春は転機の春。
 一級建築施工管理技士の資格取得を皮切りに始めた今回の転職活動。昨日エージェントさんから1社最終面接合格の連絡を受け、本日内定通知書受領。適性検査やGAB試験が難しかったし、セオリー度外視で誠意をもって正直に何でもお話しした上での合格で、嬉しい内定でした。8年前の38歳の時の転職活動は、営業キャリアしかなく惨敗でした。考え方を変え、施工の資格が取れたらもしかしたら・・・と、1年独学で勉強して資格取得出来て、結果とてもよかった。35歳を超えたら年収維持以上の転職は難しいと思っていたが、年収アップで想像以上の結果となった。頑張ってよかった。そしてさいごの1社の1時面接へ。スーツ着て銀座に来るのは何年ぶりかな。

結局1次面接で1時間半もかけていただいた。熱心に話を聞いて下さり、ありがたかった。大学も出ていないのに銀座に本社を構える東証プライムの企業さんに面接いただけたのは良い思い出になった。適性検査〜2次に進めてくださるメールをいただけたけれど、内定頂いた企業さんがオープンで誠意あるし、難しい判断だけど断ることにしよう。

2022年4月13日水曜日

神にあいたければ、庭を探せ。

The best place to find God is in a garden.
You can dig for him there.
- George Bernard Shaw

 " グリーンフィンガーズ "という、園芸を通して囚人たちが生き甲斐を見出していく、実話に基づいたという映画の中で、『神にあいたければ、庭を探せ。バーナード・ショーがそう言ってるよ。』というセリフがあった。特に命が溢れかえる春の庭ではそんな思いのする機会が多い。また、そんな共感をできる庭を作ってきたことも園芸趣味人なら嬉しいものだと思う。神様が住むにはある程度は庭に植物や生き物が満ちてこないと、そのようには感じられないからね。土もそう。いい土は粒子の種類や大きさ、色カタチ、匂いなど全てが多種多様で豊か。土を手の上でほぐして鼻を近づけてニコニコするのは農家や園芸趣味人なら当然だろうと思う。土を見たり嗅いだり、温かな手触りを感じたりして思わず頬が緩んでしまうようになるには、何年もかかっているはずだ。命など感じられなかった冷たく固く、単純な鉱物の粒子やチリの集まりに過ぎなかった土に、多様な養分と命が宿り、それらが元気に活動して、自らさらなる変化をする生きた土になるよう、精力を注ぎ込んだであろうから。この成長・変化する土から生まれた植物や虫、動物たちが、またさらにそれぞれ影響し合って、更なる無限の成長と変化を巻き起こす。それはもう小さな宇宙のようなもの。そりゃ神も感じるわけですよ。

2022年4月9日土曜日

春の青い絨毯

  今年は寒さが長続きしましたが、いよいよ正真正銘、春到来ですね。

春の庭を青いじゅうたんにしようと数年前からベロニカ・オックスフォードブルーを増やしています。株分けや挿し穂でよく増えてくれます。

上の庭はほぼ青で埋め尽くされつつあって、この季節は庭に見とれます。ティアレラ・スプリングシンフォニーが今年も咲き始めました。

花の季節は家猫のふくちゃんも鼻をヒクヒクさせていろいろな香りをかぎながら庭を楽しんでいる様子。

マグノリア・エリザベス。だいぶ花の数が増えてきました。今年は例年より黄色みが強い気がします。

ゲウム・マイタイ。小さな宿根草ですが、移植しようとすると根が深くて驚きます。これが今季の1番花。蕾が沢山上がってきているのでこれから楽しみ。
ヒヤシンス。ピンクばかり増えて紫が消えてしまったので、昨年植えた子。増えてくれるといいな。
ムスカリ。放任でも地味に年々増えてくれる頼もしい子たち。
花々の間を家猫が遊び、マグノリアやムスカリの花が風に揺れるのを眺めていると幸せで、縁台に寝転んでお酒を飲みたくなります。
ちゃんと花をよけて進むふくちゃん。

いい季節だねぇ、ふくちゃん。

2022年4月3日日曜日

足らないくらいがちょうどいい

人の一生は重荷を負うて
遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
こころに望みおこらば
困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、
負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
徳川家康公遺訓
2022年3月14日、一級建築施工管理技士の合格証明書が届く。これをもって転職できないものかとアラフィフの悪足掻きを始める。これは!という求人を見つけては色々応募するも、やはりどんどん書類落ちする。転職は初めてではなし、ましてや年齢も年齢、気長に次々行くしかないとわかっていても時折へこむね。
 でも、家康公の遺訓ではないけど、焦らぬこと。そしてうまくいかなくてもいいじゃないか。仕事には恵まれてない人生を送ってきているけど、家族と健康と趣味には恵まれてる。経済的にも何とか生きていけてる。全てが人並みにならなくとも、一つくらい人並みに及ばないものがあってもいいじゃないか。そういう開き直り的な気持ちも心のどこかに持ちつつ、諦めはせず、地道にコツコツ歩んでいこう。