実はシジュウカラの2回目の営巣はスズメの激しい妨害を受けて夫婦が早々に断念。3回目は無事に営巣を初めて産卵~孵化までいったものの、なんだか静か・・・。おやと思って観察していると・・・
オスのみで子育てをしています。いくら待ってもメスは来ません。たまにツミの声を聞く事があるので、猛禽に食べられてしまったなどの理由でしょうか。オス一羽でひっきりなしに餌をとっては与えてすぐに飛び立っているので羽がボロボロでやせ細っています。
6月18日
無事巣立ったようです。あたりに耳を澄ますと親子の呼び合う声が!お父さん、よくぞ頑張りました。
しばらくすると親鳥の騒いでいる声が聞こえ、見ると父さんシジュウカラが野良猫の回りを威嚇しながら飛び回っている。すわいち大事と駆けつけると雛が一羽がやられてしまいました。まだ暖かな亡骸を、諦めがつかない父鳥から見える安全なところに置いて親子の別れの風景を見守りました。他の雛は目視確認できただけで2羽。その他にも親鳥を呼ぶ声が離れたところから聞こえてきていたので少なくとも3羽は今の所無事です。
雛鳥の1年後の生存率は10%程度とか。厳しい自然界を懸命に生きる彼らの姿に私も身の引き締まる思いがしました。
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