2012年12月29日土曜日

自然の石笛

房州石の石笛
 今日は千葉は内房、富津市の海岸へいってきました。鋸山も10km程度の距離にある海岸であるためか砂浜には房州石が沢山転がっています。房州石はかつて鋸山近辺から大量に切り出されて使われた柔らかい石で、金谷から船にのって横須賀方面に運ばれ、明治期の横浜港開港の際には基礎や護岸用石材として大量に使われたそうです。
 先日、仕事でお得意様訪問の際に靖国神社の脇を通ったのですが、靖国神社の塀の基礎部分、房州石ですね。
 さてこの房州石、抗火石ほどではありませんが柔らかい石。しかも大谷石と同じ凝灰質の石材の為、侵食もよくおきるようです。海岸には虫食ったような房州石が沢山あります。写真もその一つ。ちょうど良い音がしそうな穴だったので吹いてみると実に良い石笛になりました。波でもまれた岩肌は滑らかで手触りもよしです。お気に入り石笛が一つ増えました。

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