2016年8月15日月曜日

佐倉マナーハウス

 以前から気になっていたアンティークショップであり、カフェでもある『佐倉マナーハウス』へ行ってきました。住宅地の中を車で進み、車のすれ違いも出来ない細い路地の先に緑豊かな小高い丘があり、そこが目的地である佐倉マナーハウスです。
 丘の麓の駐車場に車を停めて坂道を登ると外国に来たかのような風景が視界に入ってきます。

 レンガ作りのアンティークショップに入るといきなり別世界で、イギリスなどの素敵な食器やアンティークが並ぶ店内に溜息が出ます。「ハリーポッターとかナルニア国みたい~♬」とはしゃぐ子供達と店内を見ていると、置かれている商品からは想像できないほどに気さくな店主さんがお店の建物の事や商品について、“好きでしかたがない!”という愛情たっぷりの楽しいお話や説明を沢山してくださいます。とても紳士的なご主人で、話しの切り出し方も切り上げ方もお上手で、友人のお店に来たかのように寛いで店内を見させて頂く事が出来ました。そして、店舗の一角の開口部を抜けると・・・

このコンサバトリーティールームです。元々生えていた樹も生かされていて素晴らしい空間です。こちらでダッチェスグレイという紅茶とアップルパイ、スコーン、アイスココアを注文しました。ここで使われる食器もお店で販売されているものと同じ、バーレイ社の美しいハンドメイド陶器。紅茶もスイーツもとても美味しく、空間も美しく何とも豊かなひとときを過ごすことが出来ます。ガラス越しにみる森の景色も綺麗で、周りの森はコナラやクヌギといった広葉樹が多いため、春の新緑、夏の緑、秋の紅葉、冬の木漏れ日と四季折々の美しさが楽しめそうです。
 「庭も自由に散策して下さい。」
とご主人さんが勧めて下さったので、お庭も見せて頂きました。

 まずは建物正面。元々は鬱蒼とした森であったところを開墾されたそうです。

  ティールームはこんな感じに建てられています。床の木材は古い教会の物を運んで張られたそうで、とても味わいのある趣を醸し出しています。イギリスでは古いものが珍重されると聞きますが、確かに古い家具やインテリア、食器などに満たされた空間は何ともいえない趣があって味わい深いですね。
森の一部は切り開かれ、芝生の開放的なお庭になっています。この一角は森にぽっかりと穴が開いたように空が見えるため、スポットライトを浴びるように陽が差し込んでいて、中央に据えられたガゼボが明るく照らされていました。ガゼボにはツルバラがしっかり誘引されていたので、春にはきっと素晴らしい薔薇の景色を楽しめるでしょう。是非またお邪魔したいと思います。

一つだけバーレイ社のキャリコのシュガーボウルを購入いたしました。収穫したベリーなどの写真を撮る時に丁度良いサイズ、色合いの食器と思いました。まずは今年の春~梅雨に収穫して干し上がったばかりのジャーマンカモミールを入れてパチリ。

0 件のコメント:

コメントを投稿