2018年5月6日日曜日

那須に遊ぶ

2018年5月4日から2泊3日で那須にキャンプに行ってきました。

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 昼ごろに出発。GW後半のせいか高速の下り方面は混んでいず、順調に東北自動車道を進みましたが、天気予報通りに栃木に入った辺りで雨が降ったり止んだりし始めました。そして那須に到着。明るい内にキャンプ場に着くことが出来ました。キャンプ場は前日までに凄まじく雨が降ったそうで、通常はこんなことは無いとの事でしたが泥でぬかるんでしまってスタックの危険があちこちにある状態でした。車はFFのリッター車。惰性とポンピングアクセルを駆使しまくってなんとか泥でぬかるんだキャンプ場内を移動して水はけのよい草地のキャンプサイトへ辿り着いて設営しました。そんな状態の為、暗くなってから泥道の運転は心もとないので、明るい内にお風呂に行ってしまおうと【皆幸之湯】さんへ。身体も温まり、キャンプ場に戻り、夕飯を作っていると、気温はグングン下がって真冬の寒さに。この日、日光や長野では季節はずれの積雪もあったそうで厳しい冷え込みでした。高原キャンプの時はもちろん寒さ対策をしてくるのですが、今回はあまりの寒さに就寝時は3シーズンのシュラフでは寒過ぎ、パーカー類を足に履いて寝袋に入った上にアルミ蒸着シートやブルーシートまでかけて寝る等々の工夫のしまくりで、やっと寒さをしのげたという状態でした。気温は夜中に2℃まで下がっていました。ビックリですね(苦笑)

5/5
 今回一番の目的地、【森林ノ牧場】さんへ。
 森林ノ牧場さんは山地酪農で有名な【なかほら牧場】さんで修行された山川将弘さんが営まれる牧場。震災からの原発事故による放射能汚染で塗炭の苦しみを受けながら事業継続の道を模索され、努力を重ねられていらっしゃる方々の牧場。
 牧場に着くと放牧地を散策させてもらうことが出来ます。牛さん達に変な病気を持ち込まぬよう、用意された長靴に履き替え、そのまま消毒液の入った容器に足を浸し、長靴を消毒してから放牧地へ入っていきます。
 ジャージー牛の若い牛さん。ホントに可愛らしい!
 広葉樹の森の中を気持ち良さそうに歩く牛たち。
 こちらの下草の無い山のほうは子牛さんだけが放されていました。そして人懐こく近づいてきてくれるので沢山ナデナデする事も出来、子供達は大喜びでした。牛も犬と一緒なのか、耳の後ろをさすると気持ち良いらしく、もっとしてくれと言わんばかりに首を傾げて頭を摺り寄せてくるのが何とも可愛かったです。
 そして子牛達のいる山をちょっと下って谷を越え、また登っていくと緑の放牧地が現れ、そこには大人のジャージー牛達がノビノビと放たれていました。この大人の牛さん達も人懐こく、興味深そうに近づいて来ては首を伸ばしてきてくれ、撫でると気持ち良さそうにしてくれていました。プラスチックの容器で水呑場が作られていたのですが、牛の水を飲むスピードの速さに驚きました。容器内に黄色いボールが浮いているのを不思議に思っていたのですが、これが水道の弁と繋がっていて、水位が下がると自動給水する仕組みになっていました。牛が水を飲むとあっという間に水位が下がり、すぐに給水開始の水の音が鳴っていました。牛たちは自由で、目もキラキラとしていて、楽しく生きているように見えました。
 子牛の丘に戻ると先ほど撫でていたシャインちゃんが餌を食んでいました。この子はまだ生後2ヶ月程度。牛さんは赤ちゃんの頃からしっかりしていますね。
  放牧地の散策を終え、カフェの方へ。牛乳もヨーグルトも、さすがの美味しさでしたが、ビーフシチューも、そしてもちもちのパンも、そして何よりも自家製バターの芳醇な美味しさときたら絶品でした。残念ながらこちらのバターは現在販売をしていないとの事で、いつか販売再開をされたら必ず購入したいなと思ったのでした。また、パスタのミートソースも素晴らしくオレガノが効いていて、贅沢な美味しいパスタでした!それにね、【バターのいとこ】というお菓子が販売されていますがこちらもマストです!そうそう、食器にはHASAMI焼が使われていて、とてもお洒落でした。
 食事を終え、次なる目的地【藤城清治美術館】へ向かおうとすると、特に動物好きな次女が「また放牧地まで登りたい」と言ってきて、説得するのにちょっと苦労しました。

そして藤城清治美術館に到着。次女はすっかり不機嫌になってしまいましたが、絵が好きな次女のこと、きっとすぐに機嫌が直ることでしょう。美術館は素敵な雑木の庭の中に自然に佇んでいて、建物へいたる経路のあちこちにも先生の作品が館へ導くように配置されていて経路散策も楽しいのです。
 新緑を透した木洩れ日の中、躑躅が咲き乱れて夢のように美しい庭園でした。
 結婚式も出来る用に設計されたというチャペルもあり、作品のステンドグラスも綺麗でした。館内に入り、沢山の作品群とあちこちに仕掛けられたプロジェクターによる光の作品群に、次女の機嫌もあっという間に良くなり、素晴らしい影絵作品の数々に感動しました。特に『南三陸町防災対策庁舎』の絵には、この鉄骨剥き出しの建物で何があったのか、以前にドキュメンタリーで見たことがあったせいか見た瞬間に溢れる悲しさや崇高な魂や祈りのようなものが沸き上がって涙が出ました。隣に同じアングルの写真があったのですが写真からはそこまでの感情は湧き出ず、絵の力をまざまざと感じたのでした。

5/6
 最終日のキャンプ場の朝。今回お世話になったのは【那須たんぽぽ村キャンプ広場】さん。とにかく広~~~い草地のキャンプサイトで気持ちよかったー!そして星が綺麗でしたー!それにヤギが可愛かった~♬
 朝露煌めくキャンプサイトの草地
青空と広い草原。他に何もいらないっす(〃▽〃)

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