2012年10月7日日曜日

『森暮らしの家(田渕義雄)』とルピナスの苗

『森暮らしの家(田渕義雄)』
木工と石とガーデニングにいそしまれる著者の森の生活。綺麗な写真と多岐にわたる好奇心や取り組み具合が面白い!ソローやターシャ・チューダー、カレル・チャペックの好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。『園芸家は好んで庭の奴隷をやっている者の事だ』なんてフレーズは園芸好きにはぐっと来る言葉ですね。チャペックにしてもターシャにしてもこういう普遍的なことは皆同じような表現になるんでしょうね。

ルピナスの本葉
ルピナスです。ダンゴムシの多い我が家で、ルピナスはよくダンゴムシの食害を受けます。しかたなく芽の脇に小皿を置いてグリーンベイトを置いて対策してます。
 種蒔きをして双葉が出るときというのはなんともいい瞬間です。小さな小さな芽が、小さな根で踏ん張って土を押し分けて芽を出す姿には、心の中で思わずエールを送ってしまいます。そしてどんな植物の芽でもたいてい双葉はどれも大差は無いものですが、本葉が出るとその植物独自の小さな葉が出て『らしさ』が出てきます。人間でいえば個性らしい個性の少ない赤ちゃんから自我の芽生える幼児へ変わる時のような感じでしょうかね、そんな可愛らしさがあります。

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