2016年5月20日金曜日

巣立ち

 今日は熱を出してしまい病欠。頭が痛くて寝ている間もスズメの巣箱は巣立ち日のようで親が子を呼ぶ声で賑やか。これは巣立ちの決定的瞬間を見れるかもと思いつつも具合が悪いので窓をちょっと開けて耳を澄ませながら臥せっていました。鳴き声を聞きつつ、いよいよという声が響き始めたところでポチポチ写真を撮りました。飛び立つところが撮れませんでしたけれども・・・。

親鳥はもう巣箱には入らず、雛に巣穴まで這い上がってくる事を求めます。雛が巣穴付近まで登ってくると餌を与えます。外に出るための訓練なのでしょうね。
雛も元気に巣穴に取り付いて顔を出し始めました。もう数羽は先にこの巣箱から飛び出しており、あと二羽が巣箱に居るようです。ガンバレ!
親鳥は交代交代にやってきては餌を与えたり、外から呼び声だけかけたりして巣立ちを促しています。
もう親鳥は餌を与えるとササッと飛び去ってしまいます。もう既に巣立っている雛も居るのでそちらへも餌をやりに行っているのでなかなか戻ってきてくれません。雛は心細そうに顔を出して辺りを窺うようになります。

さえずって親を呼んだりもします。
親が来てくれず、身を乗り出して周囲を見回しています。毛並みはすっかり親と同じようになりましたが、嘴が雛らしくて可愛い。
おっ、飛び出す決心がついたかな?
引っ込んでしまいました。やっぱりちょっと躊躇するよね。しばらくこうして膨れてボケーっとしておりました。
上を見上げて、空って広いんだなぁ~・・・とか思っているのかな?
下を見ると怖いかも・・・。
おっ!凛々しい顔をしてゴソゴソして、いよいよ飛び立つかな?
離陸の態勢に入りました。この直後、この子は飛び立って上手に空高く飛んでいきました。誰に教わった訳でもなく、初めてのことでもあるのに鳥の子は鳥ですね。自由に羽ばたいていきました。スズメの雛の1年後の生存率は49%とか。自然は厳しいけど頑張るのだよ。
みんな巣立ったので巣箱を開けてみました。やっぱりスズメの巣は、シジュウカラと比べると雑な作りでおかしい。よくこんな粗末なベッドで卵を産んで子育てするものだ。底なんてほぼフローリング状態。いやはや逞しい。
 これにて2016年第1回目の巣箱営巣記終了。また巣箱を洗ってかけて2期に備えます。

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