2018年4月30日月曜日

2018シジュウカラの子育て日記⑤ 巣立ちの日!

1月 8日:巣箱をかける。
3月 4日:シジュウカラのツガイが巣箱を見に来て中を覗いているのを発見。
3月12日:巣箱にとまって中を覗いたり、囀っていたりするのを見る。
3月17日:巣箱に獣毛を運び入れるのを見る。
3月27日:メスが巣箱に入るとオスが近くで囀る。一回、羽毛を持って巣箱に入っていくのも見る。
3月30日:雄は時折餌を持ってきて外で雌を呼び餌を口渡ししている。
4月13日:雄が10数分に一度という位に頻繁に虫を採ってきて雌に与えている。
4月14日:時折シジュウカラの巣箱にちょっかいを出していたスズメの様子がちょっと変わったと思ったら隣の2号巣箱に素材を運んできていました。
4月15日:巣箱から夫婦揃って出て行くことが多くなった。ふと、父母共に出て行っているのに巣箱から小さな声がするのに気付く。どうやら孵化した様だ。そう考えると、昨日の給餌がやたらと頻繁であったのも孵化していたせいかもしれない。孵化から巣立ちまでの平均的日数は17日程度(16~22日)。そうすると巣立ち予定日は5/1日頃だろうか。
4月16日:雛が一羽、巣箱の外に傷ついた姿で投げ捨てられていた。巣の強奪を目論むスズメの仕業と思う。やたらと巣箱に取り付いたり、餌を運ぶ親鳥に絡んだり、巣穴を覗き込んでいるスズメがいる。この辺りにはスズメが非常に多い割にシジュウカラはそんなに沢山見るわけではない事など考え、スズメが入れないように巣穴入口を小さくするパッチを当てる事にする。シナベニアに26mmの穴をあけたものを作り、巣箱にビス止めした。
4月20日:親鳥が糞を運び出すところを見る。
4月22日:スズメの来襲が激しくなる。雛に与える餌が大きくなる。持ち出す糞も大きくなっている。夜、案山子を作る。
4月23日:案山子設置。
4月28日:
親鳥が餌を持ってきてもすぐには巣箱に入らず、餌をチラつかせながらしきりに鳴いて巣箱の雛に呼びかけている。
 巣立ちを促し始めたようだ。
巣箱の目の前の木の枝に止まって、巣箱の雛に向かって囀る母鳥。雛達は親鳥の声を聞くと巣箱の中でしきりに鳴き、大合唱になる。

父鳥もしきりに巣箱の近くで餌をくわえつつ鳴いて呼びかけ巣立ちを促す。オス鳥のほうが鳴き声が大きく鋭い。巣箱の中では羽ばたきの練習をしている音がする。スズメの妨害や覗き込みは未だに時折起きているが、無事な巣立ちを願う。




4月29日:雛の巣立ちに向け、巣穴の26mmパッチ板を外す。隣の巣箱を除くと雀の巣がほぼ完成。最後の羽毛がもう少々というところまで来ていた。

4月30日:
親鳥が揃って巣箱前で巣立ちを促す囀りをするようになった。いよいよ巣立ちの日のようだ。朝の5時前からこのような行動が続いていたが、10時を過ぎても巣立ちがない。雛にはまだその気がないのかもしれない。巣立ちは明日かな・・・と思いながら庭の植物の花がらを摘んだり、カモミールの花を収穫したりしていると、ガサゴソガサ・・・という音に気付いて巣箱の方を見ると、

 おぉ!雛鳥ちゃん!巣立ちますか。ただいま10:42分。初めて空を飛ぶにはちょっと風が強めだけど頑張って!
 そして以外に躊躇わずにすぐに飛び立っていきました。
 一羽巣立つとすぐに二羽目が顔を出しました。そしてこの子も躊躇わずにテイクオフ!今回の子達は早い!
 そしてラストのこの子。もしかしたら見逃した子もいるかも知れないですが、確認した限りこの子で5羽目。この子だけちょっと遅れての巣立ちでしたが、それでも今回はみんな優秀。ものの30分もしないうちにみんな巣立っていきました。

巣立ったあとの巣箱の中。毎回シジュウカラの巣のクオリティーの高さには感心します。これにて春の大仕事が終わったとホッとし、肩の荷が下りました。

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